AI Refereeの各プランの種類と内容
プラン | 投資スパン | 比重が多い市場 | おすすめ層 | 分析の手法 |
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AI タイプ1 | 短期/中長期 | 東証プライム | 初心者の方
名門企業の株などで中長期保有を求めたい方 |
ファンダメンタルズ重視 |
AI タイプ2 | 短期/中期 | 全市場 | 短期的に結果、利益リターンを求めたい方 | テクニカル重視 |
AI タイプ3 | 中長期 | 全市場 | 安定感重視の中長期投資 |
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AI タイプ4 | 短期 | 東証グロース | 大化け株を狙う方 |
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AI タイプ5 | 中長期 | 東証プライム /NY証取 /米ナスダック | 銀行商品や低利回りの投資信託などから乗り換えを考えている方 |
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AI タイプ6 | 短中期 | 東証スタンダード /米ナスダック |
各国の短期大化け銘柄を狙う方
スケールの大きな投資に挑戦したい方 |
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AI タイプ7 | 短中期 | 東証グロース |
特大の利益をピンポイントで狙いたい意欲的な方
スケールの大きな投資に挑戦したい方 |
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「柔らかい頭」を持つAI

これまでのロボットやAI(人工知能)は、多彩な芸をこなすようでありながら、実はすべて指示された通りのことをやっているにすぎない「石頭」でした。指示がないと、たちまち困ってしまいました。しかし、AI Refereeの人工知能は違います。覚え込んでいる知識の中から、当面する問題解決に必要とされる知識を引き出して当てはめるという「柔らかい頭」を持っています。
自主的に情報を取捨選択
細かく手続きを指示してやらなくても、自主的に判断して情報を集め、取捨選択し、結論を導きだします。AI Refereeのユーザーになることで、天才的な人間の「頭」が手に入るのです。
機械に人間の知性と心を持たせる
AI研究の教祖のひとり、米マサチューセッツ工科大のマービン・ミンスキー教授は著書の中で、人間の心は「エージェントと呼ばれる多数の小さな処理過程の集合からなる」という分析しました。「個々のエージェントは単純なことしかできないが、特殊な方法で『社会』として結合させると、本当の知性となる」という説です。機械に人間の知性と心を持たせることができる理論として注目され、AI開発の突破口にもなりました。AI Refereeの開発思想も、ミンスキー博士の「結合理論」に基づいています。
AI Refereeが抽出した銘柄の紹介
AI Referee(エーアイレフェリー)が抽出した銘柄の事例を紹介します。
■ バンク・オブ・イノベーション(4393)=2022年9月抽出
バンク・オブ・イノベーション(4393、略称:BOI)は、ゲームアプリ会社である。スマホ向けのゲームの開発を専門に手掛けている。
ロゴ |
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銘柄コード | 4393 |
市場 | 東証グロース
(2018年7月に「東証マザーズ」上場) |
本社 | 東京・新宿 |
設立 | 2006年 |
創業者 | 樋口智裕(社長) |
筆頭株主 | 樋口智裕 |
業種 | スマホ向けゲームアプリの開発・運営 |
抽出時点 | 抽出後高値 | |
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日付 | 2022年9月26日 | 2022年11月1日 |
株価 | 2,845円 | 1万6300円円 |
上昇倍率 | 5.72倍 | |
現在の株価 | こちら→ |
IPO物語:2018年
バンク・オブ・イノベーションは2018年7月24日、東証マザーズに株式の新規上場(IPO)を行った。
目論見書に記載された想定発行価格(870円)から算出した資金吸収額は2億3000万円だった。マザーズの「超小粒案件」と位置づけられた。
初値は公募価格2倍の2000円
初値は公開価格960円の2.08倍となる2,000円だった。
公募価格 | 960円 |
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初値 | 2,000円 |
売り出しは経営陣のみ
IPOに伴う売り出しに応じたのは経営陣のみだった。上場時点の社長は、創業者の樋口智裕氏。
上場時点で投資事業組合が、合計91万2000株を保有していた。公開株数(26万5000株)の3.4倍にのぼった。このほか、サイバーエージェントも株主に名をつらねていた。
商品のヒット率の高さが強み
上場時のバンク・オブ・イノベーションは、商品(ゲームアプリ)の成功率の高さが強みだった。
当時4タイトルを運営していた。このうち2015年にリリースした「幻獣契約クリプトラクト」は累計1,000万ダウンロードを達成していた。上場前年の2017年にリリースした「ミトラスフィア」は450万ダウンロードまで伸びていた。
デザインを内製
バンク・オブ・イノベーションは「高品質デザイン」と「集中開発」が持ち味だった。
ゲームのソフト会社は、デザインを外注する場合が多かった。しかし、バンク・オブ・イノベーションは社員の4割をデザイナーが占めていた。自社のデザイナーがキャラクターなどIP(知的財産権)を生み出せる態勢ができていた。
本数を絞る
加えて、新規リリース数を年間1、2本に絞っていた。競合他社は、平均7、8本だった。
経営資源を少数タイトルに集中させていた。それによって、ヒット率を高めた。
イベントで課金を増やす
課金収入の獲得も順調だった。利用者の行動を分析して、適時イベントを投入した。
例えば「幻獣契約クリプトラクト」では、リリース当初に1億円程度だった月額課金額が徐々に拡大した。25カ月目には2億円に増えた。
パソコン版はIP貸出も
なお、バンク・オブ・イノベーションでは、ゲームのIP(知的財産)のライセンス供与(外部企業への貸出)も行っていた。例えば「幻獣契約クリプトラクト」では、パソコンや据え置き型ゲーム機向けのゲーム会社にIPを貸与した。
創業物語:2006年
バンク・オブ・イノベーションは2006年1月に設立された。創業者は樋口智裕氏(上場時の社長)だった。当初はシステム開発会社だった。
その後、一緒に学生ベンチャーを起業したことがある富島寛氏らと合流。メンバー5人になった。
【2005年】動画検索エンジン「Fooooo」開始
創業後まもなく、動画検索サイトを開発した。名称は「Fooooo」(fooooo.com)。2006年11月にサービスを開始した。
当時、日本を含む世界中で「Youtube(ユーチューブ)」が普及し始めていた。これを受けて、「Fooooo」では、ユーチューブをはじめとする国内外の50を超える動画共有サイトの動画を検索できるようにした。
Google(グーグル)のようにキーワード(単語)入力で必要な動画を横断検索できた。当時、Googleの動画検索はあまり発達していなかったため、Foooooは人気を博した。サービス開始から1年強で利用者数が1000万人を突破した。
日本企業のサイト経由でYoutubeに投稿
Foooooで収益を稼ぐため、2007年に企業向けサービスを開発した。企業のサイトを通じて、Youtubeなどに動画をアップする機能を提供したのだ。さらに、動画の投稿者が広告収入を得られる仕組みを業界に先駆け確立した。
当時の日本では、メディア企業やネット接続業者が自らが動画サイトを開設する動きがあった。自社のウェブサイトに動画投稿コーナーを設けていたのだ。だが、投稿動画が十分に集まらないのが実情だった。
バンク・オブ・イノベーションはこうした点に着目し、特定のサイト向けに投稿しただけで、Youtubeなどの一般的な動画投稿サイトにも動画を共有できる仕組みを整えたのだ。
広告を添付する機能も
例えば利用者が車関連の動画を投稿する際に、中古車情報サイト経由でYoutubeにアップできる。さらに、情報サイトを運営する企業側は自らの判断で投稿動画に広告を添付することを可能にした。また広告対象とした投稿動画の制作者に対して対価を支払う機能も用意した。
海外でも人気
「Fooooo」の検索対象動画は2007年3月時点で約2300万件に増えた。2007年7月には、米国の「リード/ライト・ウエブ」でビデオ検索エンジンのトップ10に選出された。2008年には世界最大級の2億3000万件にまで拡大した。
バンク・オブ・イノベーションでは、検索対象となる動画数の数だけでなく、見たい動画が見つかりやすいように検索の質も高めた。10カ国語に対応した。
2008年末時点のページュビューは国内外で月間約5000万件だった。ユーザーの6割が海外からのアクセスだった。
AI審判(AI Referee)に関するトピック
競馬におけるロボット・レフリーの導入
競馬にはAI審判(AI referee)が導入されていません。競馬では、決勝審判委員(final referee、ファイナル・レフリー)が着順を判定します。
続き▼
競馬の決勝審判委員は、ロボットではなく人間です。1日の全レースを3人で務めます。日常は総務部や人事部など、全く別のセクションの職員が担当することが多いです。
眼鏡の人はいない
開催日に、この仕事を任される最低の条件は「目がいい」ことです。決勝審判委員に眼鏡をかけた人はいません。
入線順位に目を凝らす
審判委員はレースの当日、ゴール真ん前のスタンドの一室で、入線順位に目を凝らします。ベテランから順に上段、中段、下段と縦に並びます。
馬の毛色などの特徴
審判全員がノートに全着順をすばやく書き取ります。瞬時に、より正確を期すため、事前に騎手の勝負服、ブリンカーのあるなし、馬の毛色などの特徴を頭にたたき込んでおきます。
カメラのゴール映像
書き取った着順を照合し、復唱します。さらに電子シャッターカメラがとらえたゴール映像(ファンにも後刻、場内の大型スクリーンなどで公開される)で確認します。この間に、上のカメラ室からネガが届きます。全馬がゴールして、わずか1分30秒後です。
頭差以内が写真判定と
明白な順位であれば、ただちに5着までを馬場内の電光掲示板に灯します。通常、頭差以内が写真判定となります。ネガを拡大機にかけ際どい着順を判定し、全馬の着差を決めます。
カラー化
写真のネガがカラーになったのは1996年。決勝審判委員たちは大助かりだったそうです。馬番が写っているとは限らないうえに、デザインが似たような勝負服も少なくないからです。
計速員が通過順を点滅
審判員のほかに、見習いの形で「計速員」と呼ばれる職員がいます。レースが始まると先頭から3頭の通過順を点滅させ、手動でタイムも計測します。
自動タイム測定装置
実際には自動タイム測定装置が働いています。しかし、ときにカラスやハトが横切って不能というケースがあります。万一のために、計速員が存在しているのです。
審判部の裁決委員が公正をチェックし、確定ランプ
決勝審判委員の判定した着順に降着や失格がないかなど、レースの公正に目を光らして、審判部の裁決委員が確定のランプを押します。
人間の審判(Human Referee)による誤審トラブル
人間の審判によるトラブルの一覧です。スポーツ界。
種目 | 内容 |
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サッカー | 2006年W杯アジア最終予選プレーオフ第1戦のウズベキスタン-バーレーンで、日本の主審が本来ならPKやり直しのところをFKとした誤審で、再試合となった。 |
体操 | 2004年アテネ五輪男子総合で韓国選手の演技価値点を低く採点するミスがあり騒動に発展。国際体操連盟は「正しく判定されていたら韓国選手が金」とミスを認め、これを契機に10点満点が廃止された。 |
フィギュア・スケート | 2002年ソルトレークシティー五輪でのペアのフリーで、ミスのないカナダが、ミスのあったロシアより下になった。フランス人審判が買収されていたとの騒動に発展し、その後、上限のない採点法に変わった。 |
柔道 | 2000年9月のシドニー夏季五輪柔道男子100キロ超級決勝で、篠原信一(現天理大監督)の内また透かしが相手・ドイエ(フランス)の有効と見なされ、篠原は無念の銀メダル。 |
スケート・ショートトラック | 2002年2月のソルトレークシティー冬季五輪ショートトラック男子千メートル準決勝で、5人中3人が転倒するなか、最後方から1着に入った寺尾悟(トヨタ自動車)が転倒の原因を作ったとして失格。 |
高校サッカー | 2002年12月の全国高校サッカー岡山県大会決勝の作陽対水島工戦で、作陽の決勝ゴールが見逃され、PK戦の末に水島工が勝ち、全国大会へ。 |